大阪在住のシンガーソングライター、イバラキアツシのブログ。
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イバラキアツシ
2008年春から大阪で活動を開始。
今は弾き語り活動しながら、 バンド「地球儀」でギターとシンセ、 ボイストレーナーもやっています。 アコギを持つと落ち着きしっとり、 エレキを持つとがんがん暴れる、 シラフではゆるいにいちゃんです。 最近うさぎを飼い始めました。
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家の中 にはお化けがいて
ベッドの中 彼女はおびかされる
家の外 夜は明るくて
誰もいないけど
誰もいないから
安らげるのさ
奇妙に照らされたその道は
悲しみのように白く白く 続いて行く
まるで水の中 たゆたう足取りで
歩く彼女は 気付いていないけど
後ろポケットには 穴があいていて
抱えていた物全部こぼれていく
冷たい物も温かい物もいっしょくたで
帰る方向を道しるべ 示してる
町を抜けて 川をまたいで
錆びた自転車の向こう に広がる海
砂浜で焚き木をする少年
その火は全ての夜を 照らしてる
そこに手をかざして
冷え切った心を 温めてもらおう
「でも、もう帰り道が分からないよ」
呟く彼女に 彼は言う
「後ろを見ろよ!」
後ろポケットには 穴があいていて
抱えていた物全部こぼれていた
冷たい物も温かい物もいっしょくたで
帰る方向を道しるべ 示してる
夜を照らしてる。 PR 2011/08/05(Fri) 05:22:37
心の中に 空き部屋が一つ
こっそり窓を開けて 覗いてみる
水道の蛇口は開きっ放し シンクは洪水
机には コーヒーが 湯気を立てる
誰もいないのさ
透明人間でも 住んでるのかな
いつの間にか建ってたその部屋は 小さくて
でも 心を掴んで離さない
空き部屋のままでは 少し悲しいから
住んでくれる誰かを 僕は探す
忘れたふりをしているけれど
ほんの数秒前まで確かにいた人は
この部屋でずっと コーヒーを僕に作ってくれていた
もういない
心の中に 空き部屋が一つ
住んでくれる誰かを 僕は探し続ける 2011/08/05(Fri) 05:20:10
悲しい時に泣けなかったことは
今も心の棘だろう
逃げちゃいけない なんて言われなくても
ここが全てだと思ってた
そうだろう?
音もなく閉まったドア
に気付かなかった僕は
今更思えば棘を
深く刺す手助けをしていた
土砂降った後のぬかるんだ地面
で靴を汚し続ける
いつまでも一人で歩く君
が誰にも頼らないのはなぜ?
真白な便せんに何か書き残したかったから
あなたの幸せ願ったけど
届いたのだろうか?
土砂降った後のぬかるんだ地面
で靴を汚し続ける
いつまでも一人で歩く君
は誰にでも頼れるのになぜ? 2011/08/05(Fri) 05:16:26
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