大阪在住のシンガーソングライター、イバラキアツシのブログ。
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イバラキアツシ
2008年春から大阪で活動を開始。
今は弾き語り活動しながら、 バンド「地球儀」でギターとシンセ、 ボイストレーナーもやっています。 アコギを持つと落ち着きしっとり、 エレキを持つとがんがん暴れる、 シラフではゆるいにいちゃんです。 最近うさぎを飼い始めました。
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くらげになった夢を見よう
高いビル 飛び降りて
ゆらり ゆらりと
落下傘のよう 空気は水
風に乗り 旅に出る
何もない どこかへ
1,2,3,4で道がなくなった
どこへ行くにも地図がいるらしい
けれど大事なものは持ち運びできない
さよならだけを胸に隠し持ち
飛んでいく
飛んでいく
体を透かした光が 街を照らす
ゆらり ゆらりと
日は傾き オレンジ色のくらげ
夜を追いかけて
暗闇のほう 消えていった ゆらり ゆらり… PR 2011/08/05(Fri) 05:26:10
言葉にやすりをかけて 鋭くしよう
いらない物を削って 新しい気持ちを
怖いのは未来じゃなく
目の前の この扉だ
嘘の海から 本当の言葉を
見つけるのは難しい
それでも、
水に手を差し込む
言葉にやすりをかけて 鋭くしよう
朝日のように淡く透き通った会話を
嘘の海から 本当の言葉を
見つけるのは難しい
それでも、
水に手を差し込んで 掴む。 2011/08/05(Fri) 05:24:32
家の中 にはお化けがいて
ベッドの中 彼女はおびかされる
家の外 夜は明るくて
誰もいないけど
誰もいないから
安らげるのさ
奇妙に照らされたその道は
悲しみのように白く白く 続いて行く
まるで水の中 たゆたう足取りで
歩く彼女は 気付いていないけど
後ろポケットには 穴があいていて
抱えていた物全部こぼれていく
冷たい物も温かい物もいっしょくたで
帰る方向を道しるべ 示してる
町を抜けて 川をまたいで
錆びた自転車の向こう に広がる海
砂浜で焚き木をする少年
その火は全ての夜を 照らしてる
そこに手をかざして
冷え切った心を 温めてもらおう
「でも、もう帰り道が分からないよ」
呟く彼女に 彼は言う
「後ろを見ろよ!」
後ろポケットには 穴があいていて
抱えていた物全部こぼれていた
冷たい物も温かい物もいっしょくたで
帰る方向を道しるべ 示してる
夜を照らしてる。 2011/08/05(Fri) 05:22:37
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